カウントダウン【3】
2011年 12月 29日
残すところあと3日!!
今日からブログ・カウントダウンしてみよう。
とはいえ、2011年はあまりに色々とありすぎて…。
まずは何より3月11日の話に触れないわけにはいかないなぁ。
あの日から意識が完全に変わってしまったもの。
このブログでも何度か書いたけれど、私は福島県いわき市出身。
幸いにも家族や身近な人に被害者はなかったけれど、やはり少なくとも当事者という感覚はある。
これほど地元のことを想い考えた日々は今まで無かった。
3月11日を境に沢山の人と知り合い、また旧友との連絡は以前より密になった。
その一人にアヤちゃんという高校の同級生がいる。
彼女とは高校卒業後ほとんど連絡を取ることはなく、他の友人を通して噂を耳にする程度だった。
しかし震災後、Twitterで繋がった。
10月の街中コンサートには我々のステージを見に来てくれた。
上京の際には一緒に夕飯を食べ、懐かしくて可笑しい昔話をたくさんした。
アヤちゃんは介護士という仕事をしている。
と同時に、芸術一家に生まれた彼女は同人誌などに詩や小説を書き、芸術家としても活動している。
そんな彼女にインタビューの依頼があったという。
しかもそのインタビュアーはあの、和合良一氏(詩人。福島県在住『詩ノ黙礼』など)だ。
「言いたいことを上手く伝えられなかった気がする」というアヤちゃんは言っていたが、一体どんな話をしたのだろう?と私は発売を楽しみにしていた。
そして先日購入。
5ページにわたり、掲載されていた。
…正直、ビックリした。
彼女がこんな思いをしていたことを私は知らなかったから。
私に向けてくれてた笑顔はなんて深みのあるものだったのだろう…。
アヤちゃんは今、約1000戸の仮設住宅をサポートする「パオ広場」の運営にも携わっている。
彼女の日々はTwitterを通して語られている。
仮設住宅に住む人々、ボランティアの人々、大人、子供、沢山の人と接しながら、人間の優しい部分も醜い部分も毎日沢山見ているのだろう。
「伝えられなかった事」とはなんだろう?
このインタビューの連載はアヤちゃんで最終回。
2012年の2月に大幅加筆され、単行本として出版されるらしい。
でも、私はそれよりもアヤちゃん自身から出てくる言葉を楽しみにしたいと思う。
彼女は今、執筆活動を始めたようだ。
震災の話じゃなくていい。
ただ、アヤちゃんの言葉が読みたいと思った。
原発収束まで40年。
笑顔で婆さんになれているだろうか?
その時もまた、懐かしくて可笑しい昔話をたくさんしたい。
<左>アヤちゃんの小説が記載されている同人誌「Panoramic poem a's(あず)Vol.26」
<右>アヤちゃん制作の障がい者向けの放射能マニュアル
今日からブログ・カウントダウンしてみよう。
とはいえ、2011年はあまりに色々とありすぎて…。
まずは何より3月11日の話に触れないわけにはいかないなぁ。
あの日から意識が完全に変わってしまったもの。
このブログでも何度か書いたけれど、私は福島県いわき市出身。
幸いにも家族や身近な人に被害者はなかったけれど、やはり少なくとも当事者という感覚はある。
これほど地元のことを想い考えた日々は今まで無かった。
3月11日を境に沢山の人と知り合い、また旧友との連絡は以前より密になった。
その一人にアヤちゃんという高校の同級生がいる。
彼女とは高校卒業後ほとんど連絡を取ることはなく、他の友人を通して噂を耳にする程度だった。
しかし震災後、Twitterで繋がった。
10月の街中コンサートには我々のステージを見に来てくれた。
上京の際には一緒に夕飯を食べ、懐かしくて可笑しい昔話をたくさんした。
アヤちゃんは介護士という仕事をしている。
と同時に、芸術一家に生まれた彼女は同人誌などに詩や小説を書き、芸術家としても活動している。
そんな彼女にインタビューの依頼があったという。
しかもそのインタビュアーはあの、和合良一氏(詩人。福島県在住『詩ノ黙礼』など)だ。
「言いたいことを上手く伝えられなかった気がする」というアヤちゃんは言っていたが、一体どんな話をしたのだろう?と私は発売を楽しみにしていた。
そして先日購入。
5ページにわたり、掲載されていた。
…正直、ビックリした。
彼女がこんな思いをしていたことを私は知らなかったから。
私に向けてくれてた笑顔はなんて深みのあるものだったのだろう…。
アヤちゃんは今、約1000戸の仮設住宅をサポートする「パオ広場」の運営にも携わっている。
彼女の日々はTwitterを通して語られている。
仮設住宅に住む人々、ボランティアの人々、大人、子供、沢山の人と接しながら、人間の優しい部分も醜い部分も毎日沢山見ているのだろう。
「伝えられなかった事」とはなんだろう?
このインタビューの連載はアヤちゃんで最終回。
2012年の2月に大幅加筆され、単行本として出版されるらしい。
でも、私はそれよりもアヤちゃん自身から出てくる言葉を楽しみにしたいと思う。
彼女は今、執筆活動を始めたようだ。
震災の話じゃなくていい。
ただ、アヤちゃんの言葉が読みたいと思った。
原発収束まで40年。
笑顔で婆さんになれているだろうか?
その時もまた、懐かしくて可笑しい昔話をたくさんしたい。
<右>アヤちゃん制作の障がい者向けの放射能マニュアル
by europaxx
| 2011-12-29 20:57
| ヒグ